羽生善治 連続の”日またぎ”勝利 第78期順位戦A級1回戦 羽生善治対佐藤天彦



 27日に羽生善治対佐藤天彦のA級順位戦1回戦が行われ、羽生善治が101手で勝利しました。終局時刻は28日の午前0時3分で24日の対局に続き、2戦連続の日またぎ勝利となりました。

 第78期順位戦A級1回戦 羽生善治九段(48)対 佐藤天彦九段(31)の対局が、東京将棋会館「特別対局室」において、令和元年6月27日午前10時より行われました。

 両者の対局は本局が21局目で、対戦成績は羽生8勝、佐藤天彦12勝となっています。名人戦の番勝負では2回戦っていますが、順位戦では初手合となります。
 持ち時間は各6時間、先後はリーグ抽選時に羽生の先手と決まっています。

 佐藤天彦は現在の第77期豊島将之名人の前の名人で、名人位を3期連続獲得しています。(第74期、75期、76期)羽生善治とは第74期に挑戦者として対局し、4−1で勝っています。また、第76期では羽生善治が挑戦者として対戦して、これも佐藤天彦が4−2で勝っています。

 本対局は相掛かりの戦型になりました。
 羽生九段は17手目に先手3六飛車寄りという歩越し飛車の「ネコ式タテ歩取り」という珍しい指し方を行いました。この歩越し飛車が悪形とみられていました。
 遅い進行で、夕食後に戦闘が始まり、攻めの応酬になりましたが、羽生九段が徐々にリードを広げ、101手目先手2三歩の局面で佐藤九段が投了しました。終局時刻は28日の午前0時3分でした。

 羽生九段は24日に佐々木大地五段(24)との対局において、午後9時33分に千日手が成立、指し直し局が午後10時3分に開始し、終局が25日の午前0時44分という日をまたいだ勝利をおさめたところでした。

 羽生善治と佐藤天彦の対局では名人戦番勝負での佐藤天彦の大きな勝ち越しが印象に残っていたので、今回の羽生善治の勝利は少し驚きでした。

 羽生善治は最近の対局で、勝利数歴代単独一位になった時の、対永瀬拓矢叡王(26)戦や、前述の対佐々木大地五段(24)戦とか若手に強いようです。それに対して、木村一基九段(46)には勝利数記録のかかった時と王位戦挑戦者決定戦の時と2回連続して負けています。

 羽生善治の対局はいつ見てもワクワクさせられます。

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