羽生善治の驚異の精神力ー第67期王座戦挑戦者決定トーナメント二回戦 羽生善治九段対佐々木大地五段
第67期王座戦挑戦者決定トーナメント二回戦、羽生善治九段対佐々木大地五段の対局は6月24日の午前10時から東京将棋会館「高雄」で行われました。
対局は千日手指し直しの末、羽生善治九段が勝ちました。羽生九段は準決勝に進み、豊島三冠と渡辺二冠の勝者と対戦します。
羽生九段対佐々木五段の対局は持ち時間は5時間、振り駒の結果羽生九段の先手で行われました。
佐々木五段は一回戦にて藤井聡太七段を倒して二回戦に進みました。昨年度は46勝を挙げて、最多賞を獲得しています。羽生九段とは本局が初顔合わせとなります。
両者、拮抗した勝負で、両者持ち時間を使い切った状態で、午後9時33分、141手目先手3八銀で千日手が成立しました。
指し直し局は30分後の午後10時3分から、規定により、両者1時間の持ち時間で行われました。
先手は佐々木五段で、一手損角換わりの戦型で指されました。
指し直し局は羽生九段が積極的な差し回しでリードを広げ、108手目後手2五歩の局面で佐々木五段が投了しました。終局時刻は25日の午前0時44分でした。
48歳の羽生が24歳の佐々木五段に負けずに、長時間の対局をこなし、勝ちにつなげたことは、その執念と精神力に対して畏敬の念を感じました。
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