藤井聡太速報!久保利明九段に勝利し、第32期竜王戦決勝トーナメントで2連勝!
7月5日(金)。関西将棋会館において、第32期竜王戦決勝トーナメント 久保利明九段(43)(1組5位)対 藤井聡太七段(16)(4組優勝)の対局が行われ、藤井聡太七段が184手で勝利し、劇的な終盤戦を制しました。
終局時刻は午後11時23分。総手数は184手でした。
勝った藤井聡太七段は23日の次戦で豊島将之三冠(名人、王位、棋聖)と対戦します。また、この対局での勝利で次戦の対局料120万円を獲得しました。
本対局は関西将棋会館「御上段の間」で午前10時より行われました。持ち時間は各5時間。振り駒の結果、歩が4枚出て久保利明九段の先手で行われました。
久保利明九段は前王将で、タイトル7期、棋戦優勝6回、順位戦A級の現代のトップ棋士の一人です。振り飛車党の第一人者で「さばきのアーティスト」と呼ばれています。2018年度、年間最高勝率を目指す藤井七段に年度最終盤で勝ち、記録更新にストップをかけました。対戦成績は久保九段の1勝です。
久保九段は1組初戦で永瀬拓矢七段に敗れるも1組の5位決定トーナメントを勝利し、決勝トーナメントに進んでいます。
藤井七段は4組を優勝し、決勝トーナメントに進出し、2回戦で近藤誠也六段戦に勝利し、3回戦に進んでいます。
対局は先手の久保九段の先手中飛車の戦型で進められました。互いに龍(成り飛車)を作りあい、まさにねじり合いという攻防が続きます。
先に優勢になったのは藤井七段でした。しかし、久保九段は攻めをしのぎ続けどちらが勝ってもおかしくない終盤戦が延々と続きます。
最終盤にて、藤井九段の玉が詰むかどうかという場面にて、秒読みの中、久保九段は難解な詰みを読みきれなかったようです。詰将棋選手権5連覇の藤井は間違えずに指しきり、184手目後手5八桂成りの局面で久保九段が投了をつげました。
藤井七段は対局後のインタビューで
「タイトル挑戦を意識する段階ではないが、豊島名人とさせるのは楽しみでいい将棋を指したい」
と次戦の豊富を語りました。
久保九段は「難しい将棋だった」と語っています。
藤井七段は23日の次戦で1組4位の豊島将之名人と対戦し、その対局に勝利すると、1組優勝の渡辺明二冠と対戦します。その対局に勝利すると挑戦者決定三番勝負に進出することになります。
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