デジタルフォトフレームのJPEGの読み込み 読み込めないJPEGがある問題 [プログレッシブJPEGとベースラインJPEG]
母親向けに、操作が簡単なデジタルフォトフレームをプレゼントしようと思いました。
スマホで撮った写真等をsdカードに入れて表示させようとしましたが、読み込めないJPEGファイルがある、というまったく予期しない落とし穴がありました。
その問題の発覚と解決の方法を書いていきます。
中国製デジタルフォトフレーム
最初に買ったのは"Kenuo"という中国製デジタルフォトフレームでした。amazonで購入しました。
amazonから送られてきて、梱包をばらし、組み立てます。スタンドの棒がきちんと入り切らないのが気に入りません。それは、自分で修正しようかと思いました。
写真はandroidタブレットからSDカードに落とすのですが、androidでは、すぐにSDカードに書き込めない設定になっていて、苦労しましたが、なんとかコピーすることに成功しました。
そのSDカードをデジタルフォトフレームに挿入し、電源を入れれば写真が表示される予定が何も出てきません。
ファイルは出るのですが、!マークがついて、ファイル名も表示されません。タブレットでは画像は見れるので、不良品と判断してすぐに返品して、返金してもらいました。
パイオニアのデジタルフォトフレーム
amazonで違う製品を買っても、同じような結果になるのが目に見えているので、コジマxビックカメラの店頭で日本製のパイオニアのデジタルフォトフレームの現品限りの品を手に入れました。日本製のデジタルフォトフレームは生産終了しているので、手に入れることは難しいので、ラッキーでした。
画素数は劣りますが、見た目が数段優れています。
再びJPEGファイルが読めない
日本製ならば、問題ないだろうと、SDカードを挿入してみるが、やはり、画像が出てきません。
ガラホの画像が表示される
目線を変えて、ガラホで撮影した画像を入れてみたところ、その画像のみが表示することができました。
ガラホで撮った写真とタブレットやスマホで撮った写真の区別がわかりません。同じ ".jpg" のファイルなのに表示されるものと、そうでないものがあるのです。
プログレッシブJPEGとベースラインJPEG
今回は60ページ程の説明書が付属していたので、それを読むと、プログレッシブJPEGは読み込めないと書いてあります。これが怪しいと考えました。
プログレッシブJPEGの反対はベースラインJPEGと言うようです。
プログレッシブJPEGをベースラインJPEGに変換すれば見ることが出来るはずです。
JPEGファイルの変換
プログレッシブJPEGファイルの変換をいろいろ調べましたが、androidアプリでは該当するものがありませんでした。
パソコンのフリーソフトの”batchgoo"というもので変換できることが分かりました。
batchgooで変換をかける時に”OFF""JPEG""プログレッシブ"etcとある項目をJPEGにして変換をかけます。
変換前と変換後の違いがほとんどないので、書き出すフォルダを決めておきます。
ベースラインに変換ができ、フォトフレームで表示できるようになりました。
まとめ
デジタルフォトフレームに写真が表示されないのはファイルがプログレッシブJPEGである場合が多いと思われます。
スマホやタブレットやアイフォンの場合、画像はプログレッシブJPEGになるようです。
プログレッシブJPEGをベースラインJPEGに変換するにはパソコンを使用する必要があります。
デジタルフォトフレームは日本メーカーは撤退しています。中国製もあるのですが、日本のメーカーと同じ仕様になっているようです。
デジタルフォトフレームの需要自体が減っており、古い仕様がそのまま使われているようです。
今の技術ならもっと簡単なものができると思うのですが、そこまでするメーカーはないようです。
プログレッシブJPEGのベースラインJPEGへの変換はけっこう面倒ですが、フォトショップや、パソコンのフリーソフトで変換することができます。
追記 後日別の製品で、この問題は解決しました。ラドンナという製品です。新しくブログにアップしました。
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