歯の手入れ コンポジットレジンによる歯科治療の患者発信のレポート
私は歯のケアは生活の重要な一部であると思っています。以前書いたように、歯医者へも積極的に通っています。
今回、コンポジットレジン(UVレジン)を使用した治療をしましたので、そのレポートを書きます。
歯肉炎の治療
2018年の5月に歯医者で定期検診をして、歯茎に出血があると言われましたが、虫歯はなかったので特に治療はしませんでした。
6ヶ月後くらいに再び定期検診を行う予定でしたが歯医者の日に、いろいろ予定が入り、検診が2019年の5月に伸びてしまいました。
その時に、久しぶりにレントゲンを撮ったところ、左下の奥歯の詰め物をしてあるところが、虫歯になっているということでした。
しかし、「虫歯の治療の前に、歯肉炎の治療をします」と言われました。
それから、4ヶ月間、優先的にキャンセル待ちを入れてもらいながら5回、歯肉炎の治療をしました。
歯科衛生士さんによる、歯と歯茎の間の歯垢や歯石の除去です。
歯磨きによるブラッシングの指導の成果もあり、最後には歯茎の検査結果が見違えるようになりました。(医療費もたくさんかかりましたが、仕方ないと思っています)
奥歯の治療
いよいよ今回は虫歯の治療です。
まず、担当の女医さんが挨拶してくれました。初めて担当する若い女医さんで、歯科衛生士さんと勘違いしてしまいました。
最初に歯の全体を見て、治療個所にフロスを通しました。
それから、治療の説明です。
左下の一番奥の歯とその前の歯との隙間にある、以前の治療部位に虫歯があるということで、そこを削って詰め直すそうです。
コンポジットレジン(UVレジン)
昔、仕事で紫外線硬化タイプの樹脂を使用したことがありました。その時、紫外線照射器より目を保護するために紫外線を吸収するオレンジ色のアクリル板を使用しました。
それと同じようなものが歯の治療でも使われていて、ネットで調べると歯の治療にコンポジットレジン(UVレジン)が使われていることを知りました。
レジンとは樹脂のことです。ペースト状のレジンを治療部に流し込み、紫外線を照射して固めるようです。
古いレジンの削り取りと麻酔
治療箇所は以前、レジンを詰めた場所なので、今あるレジンを削り取ります。
歯科用のドリルで削ります。
神経のないところは、なんともないのですが、少し奥まで削ったところで、すぐに痛くて手を上げてしまいました。
今は、痛いと言うとすぐ、「麻酔をかけましょう」となります。
麻酔注射は、だいぶ慣れてきましたが、嫌なものです。
私の通っている歯医者の麻酔注射器は少し変わっていて、針を刺し麻酔液を注入する時に、ディズニーの「星に願いを」のメロディーが電子音で流れます。その間の伸びた音が気持ちを紛らせてくれるようです。
ネットで調べてみると、この注射器はコンピュータ制御で自動的に注入速度を制御する優れものであるということです。
痛みが少ないのが特徴ですが、歯茎に対して針が刺さる感覚はありますし、歯茎に麻酔液が入っていくのはなんともいえない痛さです。今回は注射が1ヶ所でまだよかったです。
麻酔注射が済んだら、再びすぐに削っていきます。ドリルの振動とともに削る時に少し痛みます。しかし、今度は耐えられそうなので我慢します。もう1本麻酔注射を打たれたらかなわないですから。
ドリルで削ると一番痛い処置は終わりです。
その後に、先の細い器具で削って形を整えます。
コンポジットレジンの処置
まず、削った部分の歯ともう1本の歯の隙間に、細い板をかまします。フロスが通る隙間を確保しておくためです。
それから、削った部分にレジンのペーストを注入します。
形を整えたら、固めるために紫外線を照射します。照射器には紫外線から目を保護するためのオレンジ色のアクリル板がついています。
レジンが固まったら隙間の板をプライヤーで取ります。
ドリルで形を整え、最後にカーボン紙を、カチカチ、ギリギリとしてかみ合わせをみて、再度削って終了です。
処置後
麻酔がきいているので、30分は食事しないでくださいと言われました。
時間は全部で30分程度、治療費は2,000円以下でした。
次回は、金属の被せものをとって、その下の虫歯を治療します、とのことです。
ちょっと憂鬱です。
まとめ
歯の治療は昔は削って型をとって、銀冠を作り、それを被せていましたが、今はコンポジットレジンの治療により削る量も少なくなり、かかる時間も短くなっているようです。(軽度の場合はレジンですが、削る範囲が大きい場合は金属を被せるようです)
レジンで治療した箇所も長年たつと再度治療が必要になることを知りました。
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