DIY 自分で出来るふすまの張り替え アイロン貼りふすま紙


 ふすまの張り替え


 和室と廊下の間仕切りの引き戸のふすま紙が破れてきたので、張り替えます。ついでに、和室の押し入れのふすまも貼り替えます。

 ふすまの種類


 間仕切りの引き戸のふすまは、”板ふすま”という、組子とベニヤ板によるものです。押入れのふすまは枠がはずれため、”本ふすま”風ですが、表のふすま紙を貼る面は薄いベニヤ板になっています。



 用意するもの


 ふすま紙、”アサヒペンEXアイロン貼りふすま紙 95cmx1.8m 2枚入り 柄 つゆ草” 2本(1本約1,800円、ホームセンターにて購入)
 マスキングテープ 18mmx28m ダイソー
 はさみ、カッターナイフ
 差し金(カッティング時に使用)
 アイロン


 古いふすまをはがす


 ふすま戸を外し、古いふすまをはがします。説明書には2,3枚重ねて貼ることができると書いてありますが、段差になるのも嫌なので、手ではがせる部分は取り除いておきます。今回の作業では枠ははずしません。

 引手をはずす


 マイナスドライバーで釘の頭をこじって取り外しました。(引手のふちを持ち上げると取れると後で知りました)釘が曲がったり、引手が傷ついたりするので、引手と釘の予備があるとよいです。(たまたま、引手1個と釘3本を持っていました)

 マスキングテープを貼る


 アイロンでふすま紙を貼ったときに、枠にふすま紙が貼り付くのを防ぐためにマスキングテープを貼ります。
 これをしっかりやっておかないと、枠にふすま紙が貼り付き、きたなくなってしまいます。

 ふすま紙をアイロンで貼る


 高温に熱したアイロンで、ふすま紙をふすまに貼っていきます。説明書にあるとおり、まず、中央部を十字に貼り付けます。
 それから、4つの範囲を一つずつ、順番に貼っていきます。貼っていく時に、熱がすべての範囲にかかるようにアイロンを重ねるようにあてていきます。
 説明書に書いてあるとおりに何回もかけていきますが、完全にシワがないように貼るのは難しいです。
 本職のようには行きません。

 余ったふすま紙を切る


 まず、角の4スミをV字にカットします。
 それから、差し金を当てながら、余ったふすま紙を枠に沿って真っ直ぐに、カッターで切っていきます。
 OLFAカッターを使用したのですが、ふすま1枚毎に、刃をひとつ折るのがよいようです。常に切れ味の良い刃物を使うことです。
 カットし終わったら、もう一度アイロンでシワをのばすと良いです。


 引手をつける


 引手が入る凹みの部分のふすまを十字にカットし、引手をはめこみ、釘で打ち付けます。引手の釘打ち専用の補助治具があると便利です。(ないときはポンチを使用する)

 まとめ


 古いふすま紙はきれいに取り除いておきましょう。

 マスキングテープでの保護は必ず行ってください。

 引手と引手用の釘は、予備を用意しましょう。

 釘打ち用の補助治具はあったほうがよいでしょう。

 自分でおこなってみて、その出来具合をみると、アイロン貼りはあくまで簡易式であると思います。しわをないように、貼るのは難しいです。

 時間は、それなりにかかりました。一枚、1時間程かかりました。

 完全にしわのないものを望むならば、プロに頼むことをお薦めします。

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