神社仏閣巡り はだか祭の神社 愛知県稲沢市 国府宮神社(こうのみやじんじゃ)
国府宮(こうのみや)は、愛知県稲沢市国府宮にある神社です。
正式には尾張大國霊神社(おわりおおくにたまじんじゃ)といいます。
御祭神は 尾張大国霊神(おわりおおくにたまのかみ)です。尾張地方の国霊神(くにたまのかみ)であります。尾張人の祖先がこの地に移住開拓したおり、その日その日を生きていく糧を生み出す根源である国土の偉大なる霊力を神としてお祀りしたものであります。
近くに尾張国の国衙(こくが)(国府)が、あったことから一般には国府宮(こうのみや)と呼ばれています。神社は尾張国府の創始とともに創建されたもので、尾張国の総社とされました。
儺追殿
国府宮はだか祭
国府宮といえば、「国府宮はだか祭」が有名です。
正式には儺追神事といいます。
神男と呼ばれる儺負人に厄災や穢れを負わせ、それらを土餅(どべい)と呼ばれる餅に移して土に埋めることで厄落としをする神事です。
旧暦正月13日の午後に、主に厄男らで構成された下帯姿の裸男たちが、祈念を込めた儺追布を結びつけた儺追笹を国府宮拝殿に担ぎ込んで、数千人の裸男たちで、境内は埋め尽くされます。
裸男たちは神男に触れて、厄から逃れようと凄まじい押し合い、もみ合いが繰り広げられます。揉みくちゃにされた神男が儺追殿へ引きずり込まれるまでが、この祭りのクライマックスです。
儺追布(なおいぎれ)
裸男たちが身につけているハチマキなどをさいたものを、もらうことで厄除けのお守りとなります。儺追布は授与品として、境内で授かることもできます。尾張地方では多くの人が厄除けとして車などにつけています。
ご祈祷
厄除けや交通安全、家内安全、など諸々のをご祈祷をしていただけます。初穂料は5,000円からです。
本殿の左側の社務所の奥にご祈祷の入り口があります。靴を脱いで上がります。すると、障子に囲まれた待合所があります。ここで待っていると、巫女さんが来て名前を呼ばれます。
巫女さんの後について、拝殿に向かいます。
拝殿は大きな板敷きの部屋で、正面の一番高いところにに御神体が祀ってあり、一段上に神主さまがみえます。
祝詞をあげていただきます。願い事と住所氏名を唱えていただけます。
そして、参拝者は玉串を捧げます。
神主さまは大きな鈴を参拝者の上で鳴らします。
神主さまが、ご祈祷の終了を告げます。
列を作って拝殿から出て、御札と撒饌(おさがり)をいただきます。
はだか祭の前にご祈祷を済ませておくのがよいでしょう。
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