神社仏閣巡り 三重県鈴鹿市 椿大神社(つばきおおかみやしろ) みちびきの祖神さま
椿大神社(つばきおおかみやしろ)は伊勢国一宮であります。
御祭神は主神が猿田彦大神
相殿 ニニギノミコト
配祀 アメノウズメノミコト、木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)
です。
天孫ニニギノミコトが御降臨の際、天の八チマタ(ヤチマタ)(いくつにも別れた道)を目の前に立ち往生していると、そこに、猿田彦大神が「道別の大神」(道別く(ちわく)進路を開く)として出迎え、高千穂の峯に御先導申し上げました。
このことから生けとし生けるものの平安と幸福を招く「みちびきの祖神さま」と崇敬されています。
奥宮は本殿から登山道の続く、入道ヶ嶽(906.1m)の山頂に鎮座されています。
社伝によれば、垂仁天皇の27年(紀元前3年)、倭姫命の御神託により、この地に「道別大神の社」として社殿が奉斎されました。
東名阪自動車道 鈴鹿インターより10分
新名神鈴鹿PAより2分(スマートインターのため、ETC車のみ出入り可能)です。
獅子堂の横の鳥居をくぐり、杉の巨木が立ち並ぶ参道を歩いていきます。左手に見える「御船磐座」は、この地に天孫ニニギノミコト一行の御船が到着されたと伝承されてきた神代の神跡です。
その先には猿田彦大神の御陵である「高山土公神陵」とよばれる前方後円墳が鎮座されています。
御本殿は総檜の神明造りです。猿田彦大神をはじめ、天孫ニニギノミコト、木花咲耶姫命、アメノウズメノミコト、合祀三十二神が祭られています。
本殿から少し下った東側に猿田彦大神の妻神、アメノウズメノミコトを主神として祀る「別宮椿岸神社」があります。芸道の祖神、鎮魂の神、夫婦円満、縁結びの神として崇敬されています。多くの芸能人や、芸事に関わる人が参拝しています。
このお社の東側にある「かなえ滝」は、その画像を待ち受け画面にすると幸運が訪れると言われ、有名なパワースポットになっています。
そこから下っていくと、Panasonicの創業者、松下幸之助が、庭園とともに寄進された茶室、鈴松庵があります。お呈茶は一服800円にていただくことができます。季節の和菓子もいただけて、和菓子の銘々皿は持ち帰ることが出来ます。
鈴鹿の伊勢茶の茶畑の先にある古代からの大神社は、神聖な力を受けられる聖域であります。
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