渡辺明が星を五分に戻す! 第90期棋聖戦第2局 万松寺現地探訪
第90期棋聖戦 豊島将之棋聖対渡辺明二冠の、第2局が愛知県名古屋市の万松寺で行われました。
対局会場の万松寺を訪れたので、その写真をアップします。
対局は、角換わり腰掛け銀の戦型で行われ、後手の渡辺明が優勢を保ち続け、106手目後手8五飛をもって、豊島棋聖が投了しました。(私には投了図以下が難しくてわかりませんが)
渡辺明二冠が1勝1敗の五分に星を戻しました。
豊島将之棋聖は前夜祭のあいさつで、
「私は5歳の頃まで、愛知県の一宮市に住んでおりまして、今も祖父母はそちらに住んでいます。そういったこともあって、今日の愛知県での対局を楽しみにしていました。」と、語っています。
お寺の山号寺号は「亀嶽林 萬松寺」です。
天文9年(1540年)に織田信長の父である織田信秀公が織田家の菩提寺として建立しました。
創建時は名古屋市中区錦と丸の内2,3丁目にまたがった広大な寺領を持っていましたが、慶長15年(1610年)名古屋城築城にあたって、徳川家康の命により、現在の地に移転しました。
織田信長が父の信秀の葬式の時に亡き父の位牌に向かって抹香を投げつけたという、有名な話は万松寺が舞台となっています。
将棋の棋戦では2018年の5月29,30日の第76期名人戦第5局、佐藤天彦対羽生善治の対局が当地で行われました。佐藤天彦が勝ちました。
万松寺は名古屋市営地下鉄から徒歩約3分のところの大須商店街の中にあります。今回の対局の邪魔にならないように商店街の音源はすべて切ってあるそうです。
商店街には棋聖戦のノボリが吊るされていました。万松寺の入り口には大きな棋聖戦のLEDの看板が掲げられていました。
対局会場の入り口では棋聖戦第2局のクリアファイルが1,000円で売っていました。記念にと思わず買ってしまいました。
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