大逆転勝利! 第90期棋聖戦第1局 豊島棋聖対渡辺二冠戦のまとめ
第90期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局は168手で渡辺二冠が投了し、豊島棋聖が先勝しました。
令和元年6月4日午前9時より、兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ」において、第90期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局が行われました。振り駒の結果渡辺二冠の先手で進められました。
豊島将之棋聖に挑戦するのは渡辺明二冠(王将、棋王)です。豊島将之棋聖は名人、王位の三冠を保持しており、このシリーズは将棋界の「頂上決戦」として注目を集めています。
豊島棋聖は7連勝中で、直近の対局は9勝1敗で、この唯一の黒星は渡辺二冠に喫したものです。(今年3月、竜王戦1組)対する渡辺二冠は10連勝中で互いの調子の良さをうかがえます。
対戦成績は渡辺二冠12勝、豊島棋聖5勝で、直近は渡辺二冠の3連勝中となっています。
対局は渡辺二冠の優勢で終盤まで進みましたが、互いに1分将棋となっている局面での、渡辺二冠の159手目、先手3四銀左が緩手となり、その後の豊島棋聖の162手目、後手7五桂を指させるスキを与えてしまいました。
この機会をつかんだ豊島棋聖は着実に攻めをつなげ、168手目後手6六金の局面で渡辺二冠が投了しました。終局時刻は19時51分でした。
互いに1分将棋の局面が長く続いた大熱戦でした。
第2局は6月19日(水)に名古屋市の「亀岳林万松寺」で行われます。
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