20代棋士の意地! 第67期王座戦 藤井聡太七段対佐々木大地五段戦のまとめ



 第67期王座戦決勝トーナメント1回戦、藤井聡太七段対佐々木大地五段戦は東京将棋会館特別対局室で令和元年6月3日午前10時より行われました。持ち時間は互いに5時間です。

 藤井七段は前期ベスト4に進出しているため、今季は決勝トーナメントからの出場になります。前期は準決勝で斉藤慎太郎七段(当時)に破れています。佐々木大地五段は予選からの勝ち上がりです。
 
 前期の王座戦は斉藤慎太郎七段(当時)が中村太地王座(当時)を3勝2敗で破り、初タイトルとなる王座を獲得しました。

 藤井、佐々木の対局は振り駒の結果、と金が3枚出て佐々木五段の先手となりました。

 対局は相居飛車で、互いに飛車先の歩を進めて相掛かりの戦型になりました。

 18手目、藤井七段は8七歩と角頭に歩を打つ前例のない意外な手を打ちました。それに対して佐々木大地の師匠である深浦九段は「佐々木はじっくりした戦いが得意なので、藤井さんは8七歩と打って、あえて急戦に持ち込んだのかもしれません」と解説しています。

 その後、中盤のはじめまでは佐々木五段がペースを握っていましたが、その後、藤井七段が盛り返し、勝負は混沌とした展開になってきました。

 どちらにも勝ちの可能性が見える中、藤井七段の粘りに対して佐々木五段は確実な対応をして返していきました。そして、佐々木五段の139手目 8九桂を受けて藤井七段が投了しました。

 以下、先手玉に詰みはなく、対して後手玉は適当な受けがありませんでした。

 勝った佐々木五段は2回戦で羽生善治九段と戦います。

 藤井七段は対局後のインタビューで「こちらが苦しかった。相手の指し手が見えなかった。」と語っています。
 1回戦で破れたため、来期は予選からのスタートとなることに対し、「また、力をつけて頑張りたい」と答えています。

 これで今年度の藤井七段のタイトル奪取の可能性のあるのは王将と竜王の二つになりました。

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