将棋アプリ"将棋連盟ライブ中継"がとてもいい
将棋は日本将棋連盟の公式アプリ「将棋連盟ライブ中継」で観戦することが多いです。このアプリが将棋観戦にはとても良いので紹介します。
基本情報です。Androidの方はGoogle Playで入手できます。月額486円です。アイフォンの方はApp Store 入手できます。月額550円です。初回に限り2週間の無料お試し期間があります。また、その日の対局は30手まで無料で観戦することができます。その間にいろいろ試してみて、課金を考えれば良いかと思います。有料版では過去の対局は半年ぐらい前まで見ることができます。羽生善治とか谷川浩司などのメジャーな棋士はそれ以前の対局も抜粋して掲載しています。一日の対局の中からいくつかを選んで中継します。
2017年5月24日の藤井聡太対近藤誠也の竜王戦6組ランキング戦決勝の対局は無料中継になりました。ちょうど、藤井フィーバーが燃え上がっていた時期で藤井聡太の19連勝がかかった対局でした。
2018年10月18日の菅井竜也対橋本崇載の順位戦B級1組7回戦で、菅井竜也棋士が相手の駒を飛び越えて角を動かして反則負けになった「角ワープ」事件はYahooニュースでも取り上げられました。そのニュースを知って中継を見ようと、当日かその次の日に、検索したのですが、中継が消されてありませんでした。将棋連盟が意図して消したのでしょう。
このアプリの良いところはなんといっても生で将棋中継を見ることができることです。画面には将棋盤があり、一手一手駒を進め、考慮時間と、残りの持ち時間が表示されます。ひとつひとつの対局に解説がつきます。大盤解説や公式ブログの解説、AbemaTVやニコニコ動画などの解説も掲載されたりします。解説ではなにが正解かわからないので、いろいろな見方を検討できて面白いです。ライブならではと思いますが、たまに明らかに間違えているなと思われる解説もありますが、それはご愛嬌でしょう。
以前、朝日杯の大盤解説に行ったことがありますが、大盤の解説のスピードより、このネットの中継の方が速く進むので、中継を見るのをやめたことがあります。それだけ迅速に情報をアップしているのでしょう。
今はAbemaTVやニコニコ動画で将棋の生中継をよく行います。動画での配信もよいのですが、長考に入ったりすると間がもちません。そして、しばしばそれまでの経過がわからなくなります。その点、このアプリでは好きな場面に戻ったり、今までの経過を振り返ったりできるので良いです。動画の生中継と同時に見るとよりわかりやすいです。
A級順位戦の最終局の日(将棋界の一番長い日)などは注目のカードが5局以上あるので、とても忙しいですが、対局を入れ替えながら目を通していきました。一日に同時に複数の対局を見ることができるのも、このアプリの良いところです。
月額課金のアプリはお金がもったいないような気がしますが、将棋ファンならばこの値段でこの内容なら十分もとがとれるでしょう。
コメント
コメントを投稿