読書好きに必須の公立図書館の利用方法


 本好きの私には公立図書館の利用は習慣のようになっています。図書館の良い点は自分ではお金を出して買うことのないだろうと思われる本を直接手に取って読める点です。それによって自分の読書の幅や、興味の幅が大きく広がることになります。自分の好きな作家や作品も多くが図書館の本をきっかけにしています。
 
 図書館のシステムはそれぞれの自治体によって違っていると思いますが、私の通っている図書館を例にとって説明していきます。(実際に利用する時は自分の通う図書館のシステムを確認してください)

 まず、資料を借りるには、図書利用券が必要になります。その自治体に在住・在勤・在学・隣接市区町に住んでいる人は誰でも作れます。運転免許証、保険証、社員証など住所、勤務先を証明することができるものが必要となります。私の地区の利用券は数年前からリライトカードになりました。
 本を借りるには借りたい資料に図書利用券を添えてカウンターにもって行きます。貸出冊数は一人10点以内です。うちCDは5点以内、DVD2点以内です。貸出期間は本・雑誌15日以内、CD、DVDは8日以内です。
 借りたい本が貸し出されていた場合は貸出予約ができます。準備ができしだい、電話・メールで連絡がきます。取り置き期間は8日間です。予約はネットからもできます。ただし、貸し出されずに書架にあるものは予約できません。
 読みたい本が図書館に所蔵していない時は、リクエストをすると、新たに購入したり、他の図書館から取り寄せたりしてくれます。
 蔵書はネットにて検索ができます。貸出状況も見ることができます。
 返却は視聴覚資料、紙芝居をのぞいた本はブックポストを利用することができます。貸出を延長できるのはその資料に予約が入っていない場合に限ります。カウンターで再度、15日(CDは8日)延長できます。

 これが、おおまかな流れになります。隣接市区町でも借りられるという所が良い点で、借りることができる蔵書が一気に増えます。また、上の都道府県図書館も利用すれば、もっと蔵書が増えることになります。

 図書館では除籍となった本の無料配布も定期的に行っています。自分の気に入った本が見つかれば無料で手に入れることができます。お知らせ等を忘れずにチェックしましょう。

 図書館では、ビデオ、DVDの視聴コーナーがあり、モニターが空いている場合、蔵書のビデオ、DVDを見ることができます。
 また、リファレンス室にはゼンリンの地図や国土地理院の2万5千分の1の地図などがそろっており、複写申請して複写することができます。登山用の地図などはよくここでコピーしました。

 私は音楽も好きなので、CDを借りられるのはとてもありがたいです。気に入ったものはパソコンで焼いて複写CDを作りました。最近はMP3ファイルに変換して保存しています。

 雑誌の新刊やその日の新聞は図書館内でのみ読むことができます。バックナンバーは貸出可能なので、それは借りて読んだりします。

 村上春樹の新作などが入荷したりすると、予約で何人も待つことになります。その時は何週間も我慢して順番が来るのを待つ必要があります。

 借りている本を期限までに返せなかった時に返却の催促の電話が入ることはめったにありません。しかし、予約が入っている場合は催促の電話が入ってきます。借りた本は期限内に返すようにしましょう。

 図書館、本屋、電子書籍など今は様々な形で本に触れることができます。それぞれ一長一短がありますので、それを掴んで利用するとより充実した読書生活を送れることでしょう。
 

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