将棋フェスティバル in mozo

 4月20日、21日はmozo 将棋フェスティバルである。

 子供将棋大会、指導対局、女流棋士対決、目隠し将棋
 という内容である。すべて無料である。
 
 一日目、14時からの女流棋士対決を観戦する。
 中澤沙耶女流初段対脇田菜々子女流一級。解説は杉本昌隆八段と室田伊緒女流二段。
 駒袋から駒を取り出すところから始める。駒を並べ終わったら記録係の人が振り駒をする。脇田女流が先手である。
 杉本八段の流暢な解説の中、白熱の展開の末、脇田女流一級が勝利した。中澤女流初段は駒がぶつかって面白い展開になることを意識して戦ったので、そのような流れになって良かったと感想を述べた。
 
 2日目。16時からは目隠し将棋を観戦する。
 糸谷哲郎八段対大石直嗣七段の対決である。二人は森信雄門下で、糸谷哲郎が兄弟子になる。同門対決である。解説は西川和宏六段と室田伊緒女流二段。室田女流はプロフィールの写真よりきれいである。
 目隠しをして、ステージ上で観客席と向かい合って座る。その後ろに棋譜を盤上に再現する記録係と秒読みのふたりの係が机に向かって座っている。
 対局は1手30秒の早指しである。
 振り駒の結果大石七段の先手となる。30秒は速い。しかし、両者とも目隠しでも間違えることもなくどんどん手が進んでいく。振り飛車の糸谷に対し、大石七段が着実に寄せを決めて、完全に寄せきって糸谷が投了した。目隠しでなくてもいい将棋であると思った。
 1時間の予定のところが30分あまりで終局してしまったので、室田伊緒女流が吹き抜けの2階にいた都成竜馬五段、宮本広志五段に声をかける。呼びかけに応じて、1階フロアに下りてきたが、下りてくるまで間がもたず、糸谷八段と西川六段が対決することになる。今度は目隠しで一手10秒である。10秒はさすがに大盤がついていけない。見てる方も頭がついていけない。西川六段も相当テンパって持ち駒にない桂を打ってしまい、考える間を与えない糸谷の指し回しに投了した。
 都成五段と宮本五段が解説をした。最後は全員ステージ上に並んで終了した。
 A級棋士の糸谷をはじめ活躍している現役棋士を間近で見られることができて良かった。



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