本の整理 処分 その2

 今までもいろいろな本を処分してきましたが、その中でうまくいった事例を紹介します。

 90年代に丸善から「Sonrisa(ソンリーサ)」という世界の絵本の70冊セットのコレクションが発売されました。すべて原語で書かれた本で、翻訳カード、CD、腕時計、専用ラックがついて23万円で売り出されました。幼児関係の仕事をしていた家内はそれを買いました。高い買い物だなと思いましたが、家内がよいと思って買うものに私が文句をいうことはできません。

 しかし、買ったはよいのですが、子供がそれを見ることも稀で、誰も本を開きません。本棚は邪魔だということで、バラしてゴミに出しました。本は娘の部屋の片隅でホコリをかぶっていました。

 これをどうにかしようと思い、まず考えたのはヤフオクで売ることです。ヤフオクでソンリーサと検索すると2,3件ヒットしました。20,000円くらいの値段をつけて出品されていました。それを、ウオッチリストに登録してしばらく見ていたのですが、結局入札は1件も入りません。
 もし、私が同じようにヤフオクに出品しても入札されることはないことを確信しました。そこで、ネットでソンリーサと入れて検索してみると、北海道の古本屋で同じものが売りに出されているのを発見しました。
 もしかして、そこで買い取りをしてもらえるかと思い、メールで連絡をとりました。70冊すべて揃っていること、腕時計もあること、一部のカバーが破れていること、など正直に申告しました。飛び込みの取引は誠実さが第一と思うからです。

 返事はすぐに届き、とりあえず現品を送ってくれということです。着払いで運送会社も指定されました。ダンボールで2箱に梱包して、品物を送り返事を待つこと数日、品物を見たとメールが来ました。現品を確認し、ほぼ申告通りで、スレキズがあること、ほこりをかぶっていることなどの指摘を受けました。
 買取金額は私の予想を超える28,000円ということです。私はヤフオクでもっと安い値段設定でも入札が入らないのを調べていたので、二つ返事で売ることを伝え、銀行口座を教え、無事取引が成立しました。

 このケースの場合の要点は

1 品物が高額で、ある程度名の通った物である点
2 ヤフオクで同じ品物の出品をウオッチリストで観察し、値段や需要を調べること(もし、高い値段で取引されている場合、ヤフオクがもっとも高い値段で売ることができる可能性が高いと思います。)
3 ヤフオクで取引が成立していない場合、ネットで同じ物を扱っている古物商を調べて、直接交渉する。

となります。

ヤフオクで物を売るのはハードルが高いです。まして、遠くの古物商と交渉するのは忍耐と強い意志が必要です。品物をそのようにしてリユースすることは、その品物への敬意の現れです。良い品物であるからこそ、粗末に扱いたくないのです。

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